クルーズ船就職

2011年01月19日 10:10

PB020976_20110119105715.jpg

景気悪化とデフレスパイラルの日本と比べ、途上国(新興国?)であるインドネシアは経済成長が著しくバブルの真っ只中。。。10年前にはルピアが大暴落したときは大変だったらしいけれど、現在は経済も安定しており景気も上がっているとか!先進国に比べ金融危機の影響をあまり受けていないように感じます。

ジャカルタやスラバヤなどの都市に行ったことがないので分からないけれど、生活水準などはバリ島より明らかに上だろうなぁ。バリ島においては日本人の観光客は減少しているものの、全体的には観光客は増加しているし、特に南部エリアはウブドとは比較にならないほど潤っているような気がします。ウブドにも映画の影響のせいか、欧米人や若い旅行者が多くなってきました!

国全体では好景気で経済成長率の著しいインドネシアですが、観光で支えられているバリ島では個人レベルではまだまだのよう。給料は物価上昇率に合わせて毎年上がっているけれど、人件費の安いバリ島では豊かに暮らせるレベルには程遠いように感じます。そして儀式やお供え物に費やすお金が必要なバリ人家庭においてはエンゲル指数が半端じゃない!食べていけないほどの貧困家庭は少ないけど、娯楽に使えるお金はないのが現実だと思います。その割には新車やバイク、スマートフォンなど持っている人が多いのが不思議だけれど、みんなすごい年数のローンとかで買っているそうな・・・。でも、日本以上に貧富の差は大きいですね。お金持ちにはどんどんお金が集まるみたいな(笑)。若くても努力してお金を稼いでいる人もいるし、やっぱり何もしないで将来のことも考えずに生きていける社会ではなくなってきたのは確か。

そんなバリで最近の流行っているのがクルーズ船就職!日本で90年代に海外留学が流行ったのと似ているのか、海外で仕事をすることを希望するバリ人が多いです。といってもインドネシア人が先進国に住んで働くのはビザやスポンサーの問題など容易ではないため、一番身近で人気の仕事がクルーズ船らしい。船側もうまくやりくりしていて、労働に携わるスタッフの多くは東南アジアや南米から募っています。そもそもクルーズ船の就職は今始まったことではないらしいけれど、近年は就職を斡旋するエージェントやトレーニングスクールなども増加したこともあり、より身近になったのだと思います。

とはいえ、実際にクルーズ船で働けるバリ人はごく一握り。能力と体力はもちろんのこと、このクルーズ船のエージェントに支払う金額は35万~50万円と普通のバリ人にしてはかなり高額なんです。ウブドなんかの田舎から行けばかなりのエリートかも!1年間クルーズで働けば元は取れて多少の儲けもある仕組みだけれど、最初にかかるお金が高いのにはエージェントの儲け主義なのかな?なんて思ってしまいます。

一連のトレーニングをパスしても召集の期日は未定っていうことも多いし、その間仕事もできずに待機させられている人も多いです。実際に行っても船の故障で修理に2ヶ月かかって、結局帰国する羽目になった人たちもいるし、留まることを選んでも生活費が足りなくなってこれまでの稼ぎを使ってしまった人もいたり。現実はそう甘くはないようです。

そしてクルーズ船の仕事って半端じゃないほどタフです。途上国出身の大半はハウスキーピングやキッチンスタッフで1日16時間労働とかで休みナシ。寝ている時間以外は仕事してます。イブウブ子もヨーロッパのクルーズに参加したことがありますが、スタッフはすごく働き者で感心させられました。サービス精神も旺盛だったし、やる気に満ち溢れている彼ら。途上国から派遣されてきたスタッフにとっては給料も自分の国と比べると高額だし、家族や親戚の援助を受けて大きな期待を背負う彼らにとっては真剣勝負。

この働く姿勢、ウブドのバリ人にもぜひ経験させて欲しい(笑)!「クルーズでお金持ちになる」神話の真相は分からないけれど、実際に家を建てたり、車を買ったりする人もいるらしいので、クルーズドリームはバリ人の憧れの的であること間違いないでしょう。バリ島しか知らない彼らにはぜひ外に出て行って身をもって学ぶことが必要だし、バリの将来にもいいことなんじゃないかな。

それにしても、勤勉で有望な若手スタッフばかりがクルーズに行ってしまう(涙)。まあ、チャレンジ精神が旺盛で将来も成功が見込める彼らだからこそ、クルーズに行きたいと思うんでしょうね。でもそういう人たちを応援したいです。

PB031095.jpg

読み終わったら、ぜひポチッとお願いします!
↓         ↓         ↓
にほんブログ村 海外生活ブログ バリ島情報へ 旅行・観光ガイド たびすまいる 人気ブログランキングへ d_01.gif
関連記事



コメント

  1. Re: クルーズ船就職

    うちの下宿のお兄ちゃんもクルーズ船勤務です。主に地中海や大西洋の船らしい。
    だいたい4~5ヶ月乗船して2~3ヶ月はお休みだそうです。おやすみと言っても、その間、外国語(英語はもちろん、イタリア語やポルトガル語も勉強していました)の勉強や、次に乗る船のオーディションなど、いろいろ忙しそうです。
    でも、そんな彼の働きにより、立派なおうちが立ちました・・・

  2. イブウブ子

    もんぶぅ さんへ

    Pakから聞いていますよ!けっこう長い間続いているようですごいですねぇ。やっぱり一度海外に出ると意識が180度変わると思います。周囲にもクルーズに行っているバリ人も増えているので、ウブドの人も少しずつ変化しているのかも?でも家にいないので残された家族や奥さんとかはさびしいかも・・・

  3. 爺ちゃん

    Re: クルーズ船就職

    ウブ子 様
     ミャンマーの西海岸にサンドウエーなるマリンリゾート地あり。 ヤンゴンからプロペラ機で30~40分の
    インド洋に面した位置だからバリみたいに開けていない。 冬場のヨーロッパ人の避寒長期滞在が多かった。 
    ここのホテルのレストランを切り回す働き者の奥様あり。子供さん2人を育てながら仕事をこなす働き者だ。
    やはり子育てのために旦那様はクルーズ船のレストランで働いている。 1年勤務の後1ヶ月の休暇だそうだ。
    来月はお父ちゃんが帰って来ると奥様は待ち焦がれている。  子供さん2人の面倒を看ながらの仕事は大変でしょうと慰め、来年は3人になるからもっと大変になるよと話せば、奥様は一瞬何の事か理解出来ず。
    4~5秒経過した後に爺ちゃんの肩をポンと叩いてキッキッキと笑いながら退散したのだった。 
    ミャンマーは仏教信仰が厚く、素朴な国だった。   入国手続きがチョット面倒だったが、独立前は英国領地だったので、英会話は爺ちゃんのギクシャク英語でも通用した。 クルーズ船勤務のお話しの一席まで。
    北陸の来週の天気も大雪ダルマ印です。 ではお元気に!
    ミャンマーで戦死した日本軍兵士の数知れず。 ヤンゴンでは慰霊塔にお参りしました。 


  4. イブウブ子

    爺ちゃんへ

    ミャンマー、良さそうですね!ヨーロッパ人ってそれにしてもいろんな場所を見つける才能ありますね。今興味ある国はネパールの次にミャンマーです!いつかまとまった休みが取れたらバカンスに訪れるのが将来の夢!ビルマの竪琴の映画も何回も見て涙しました・・・。

コメントの投稿

(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://ibuubuko.blog.fc2.com/tb.php/1139-dacb7db5
この記事へのトラックバック