バリ人と読書

2008年02月29日 19:01

こっちに来てから、バリ人について驚くことが多々あったが、そのうちのひとつに「バリ人は読書をしない」というのがある・・・。

たとえば、アメリカ人。彼らは実によく本を読む。旅行に行くときに本を持っていかない人はあまりいないかも知れません。ペーパーバックが多いけれども、厚くて内容の深い文学にも親しんでいるのには感心させられます。彼らは中高生のときから英語の授業に本を何冊も読まされて育ちます。授業で読む本はアメリカの古典文学を中心に年間10冊近くになることも!日本では、国語の教科書も短いエッセイだったり、文学から抜粋した一部だったりで、なかなか本を冊単位で読んだことがないと思うので、これはカルチャーショックでした。英語以外の授業でも、教科書がやたら分厚くて、毎日の読書の宿題についていけずに悔しい思いをしたことを今でも覚えています。そして大学はもっと厳しかった!

ヨーロッパ人についてもおそらく同様に読書が身近なのでは?プールサイドで読書をしている人をよく見かけます。

日本人は・・・?日本人は文字離れが進んでいると言われますが、都会では通勤時にみんな何かしら読んでいると思います。日本ほど本屋が多い国はないし、公立の図書館もそろっているので、本を求めようと思えばすぐに手に入る環境にあります。小さいときから親が本の読み聞かせをしたり、学校でも読書感想文を書いたりして、本を読むのはいいことだと教えられて育っているので、大人になっても本を読む人が結構いると思います。日本語は繊細な表現ができる言語なので、文学に適しているともいえます。自分の周囲で、尊敬する人や仕事ができる人はみんな読書家なので、やっぱり人の知識や教養は読書から学ぶことが多いのだろうと思うのです。

さて、バリ人といえば・・・。

バリであまり(というか、ほとんど)ローカルの本屋がない!デンパサールのラーマヤナ・デパートにはあるけど、本の数は少ないし、日本やアメリカの本屋とは比べ物にならない。そして当然ウブドには観光客向けの英語の本を扱う本屋はあるけれども、ローカル向けの本屋はない。雑誌でさえ、限られた場所でしか手に入らないのです。ましてや図書館など、バリには存在していないのでは?と思ってしまいます(ウブドには観光客向けの小さなのがひとつありますが・・・)。バリに住んで1年ちょっと経ちますが、本を読んでいるバリ人を未だかつて見たことがありません。本を読んでいるだけで不思議がられるほどです。ところが新聞は庶民にも浸透しているようで、みんな新聞は好き。通常では読まないということは、書けないということにもつながりかねませんが、バリは識字率は先進国並みだということ!学校教育はかなりいい加減なのですが、読み書きは一応教えているようです。

すべてのバリ人が当てはまるわけではありませんが、日ごろから感じる知識のなさ、考え方の幼さは読書不足からくるのかも知れません。子供のまま大人になったような人が多いです。でも逆に、これがバリ人ならではの素朴で温かみのある人柄として表れているのだと思います。

アイスクリーム売りの少年
icecream_boy.jpg

カメラを向けたら、ポーズを密かに取ったような気が・・・

追記:1週間後の3月7日は、ニュピになります。この日は観光客も外出が禁止され、一日中ホテルで過ごすことになります。当然ながらこの日の入国・出国はなしですが、もし滞在中にニュピが当たっちゃったら、観光・買い物はできませんのでご注意ください。

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