チップについて2

2008年03月18日 16:51

以前にも触れたことがあるチップについてですが、最近また考える機会があったので書いてみました。どこの国に行ってもそうですが、チップのない日本人には悩むことだと思います。

ガイドブックや旅行会社のカタログには、「バリにはチップの習慣はありません」とか、「ベルボーイやベッドメーキングにはRp.5000~Rp.10000ほどあげましょう」など、まちまちで、どれを信じていいのやら・・・。本来はバリにはアメリカのようなチップの習慣はありませんが、観光業で成り立っている土地柄および現地スタッフの給料の少なさを考慮すると、チップは喜んでもらえます。以前はチップを払わなくても後ろめたさはあまり感じなかったのですが、住み始めてからはやっぱり必要なのかなと思うことが多々あります。まだまだチップはもらえるとラッキーっていう程度なのが現状ですが・・・。

チップが定着している国No.1は、アメリカです。アメリカではチップは単なる心づけではなく、払うのが当然とされているくらいです。(レストランだと15%、スパや美容院だと10-20%、タクシーだと10-15%ほど) ホテルだとベルボーイ、ルームクリーニング、ヴァレットパーキングで$1-2程度払うのが常識です。アメリカではチップが収入の一部となっているので、レストランや美容院で払わないのは非常識と見なされ、時にはチップを払うように指示されることもあるほどなのです。チップは受けたサービスに対する評価なので、もし悪いと思えば払わないこともできますが・・・(けっこう勇気いるけど)。アメリカは旅行するのも、住むのも、お金がかかります。旅行中だとチップだけで1日10ドル以上っていうのもよくあること!金額も馬鹿にならないですが、毎回出かけるたびにチップのことを考えるのは結構面倒・・・日本に戻ってきたときに、日本はチップがなくて楽だと思いました。

冒頭にも書きましたが、何で最近チップが必要かと思い直したかというと、安いところではチップを期待されているということが感じられるから。チップなしだとがっかりするのは分からないでもないのですが、あからさまに態度に出されるとこっちも嫌な気分になります。結構正直なもので、支払いのときにチップを渡さないと絶対顔を見てくれません。そうすると次に行くのもちょっと勇気がいたりして・・・なので満足したときには必ず渡しています。そうすると次に行くと絶対覚えていてくれて、対応も良くしてもらえるからです。

たとえば、町スパでのマッサージ。指名する場合は必ず渡します。金額はバリの物価でランチ代くらいの気持ちです。スタッフの給料は高級スパやホテルよりも少ないので、チップをあげると喜んでもらえます。担当してくれた人に直接手渡しをするのが礼儀ですので、ありがとうっていいながら、手のひらに隠しつつ握手をして渡します。(バリなら両手のほうが丁寧だけど、欧米式なら片手でスマートに渡すのも◎。でも必ず右手で!)

町のレストランは、5%のサービス料金が追加になっているところがほとんどなので、そこまでチップを期待されているプレッシャーはありません。でも、アメリカと比べると、サービス料5%はまだまだ安い感があります。もしお食事がおいしくて、サービスも良かった場合は、もっと渡すこともありますが、そのときはきっかり何%というわけじゃなくて、おつりを多めに残します。

次はホテル。宿泊料金には通常21%の税金とサービス料金がかかるのですが、旅行会社を通して予約すると、すべて込みの価格となります(たいていは直接ホテルに予約するよりも安い!)。でも旅行会社がお客さんに渡している旅行の手引きには、ベルボーイへのチップや枕銭の説明などが書いてあることがあるので、ホテルに対する旅行会社の心遣いなのでしょう。直接予約をされた場合は、追加で21%の税金とサービス料金をいただいています。基本的にすべての宿泊・飲食の売り上げから、全スタッフに平等にサービス料が支払われるので、一度もチップを直接渡さなくてもスタッフはもらっていることになります。

よくある勘違いは、「高級なホテルに泊まったらたくさんチップを払わない」といけないと思われていること。実際は逆です。高いところほど、宿泊料金に比例してサービス料が多く入るので、手ごろなホテルや安宿に泊まったときこそ、チップを奮発するべきだと思います(安いホテルはお給料も少ないから・・・)。ちなみに高級ホテルの場合、チップがなくてもサービスが悪くなることはないので、ご安心ください。もし、それで悪くなる場合は、ホテルマン失格です。ただし、高級ホテルでも、特別なことを頼んだ場合や気持ちいいサービスを受けた場合などは、チップを渡すと喜ばれます。欧米人のお客さんは、滞在中にお世話になった人に最終日にまとめて渡したりします。これはその日に休みだったりするともらえないこともありますが、自分の評価にもつながるので個人的には気に入っています。そして特定の人だけに渡すときの基本は、誰にも目立たずにこっそり!です。他人の前で渡すのは、お互い気まずさが残るもの・・・。もしみんなで分けてほしい場合なら、封筒に入れて、チェックアウトのときに直接マネージャに渡すのがいいと思います。下っ端のスタッフに渡したら、その場の数人で山分けになる可能性大!

そもそも日本にチップはないですし、「無料」のサービスに慣れているので、お金でサービスを買うという発想は受け入れられないという考えもあるかと思います。でも、ヨーロッパやアメリカからの観光ブームで、今後一部においてはチップは根付いていくでしょう(中国・韓国勢はその類ではありませんが・・・)。こういう見返りがあると、モチベーションもあがるので、サービス向上にもつながるのかなと思います。少しのお金で、お互い気持ちよく過ごせるのならば、チップは決して無駄ではないと思うのです(逆にいえば、チップによって、頼みにくいこともお願いできたり、細かい要求もできたりするのです)。

結論から言うと、バリ島でのチップは、サービス料込みのホテルやレストランにおいては基本的には不要。それ以外においては、あくまでも個人の判断に委ねるものだと思います。そして金額に関しても、サービスの価値、満足度、財布の中身などを考慮しながら決めるので、上限はありません。(ただし、外貨コインは換金できないので避けましょう) 少なすぎるのも返って顰蹙を買うので、最低でも5000ルピアが目安です。

参考までに、バリ島のホテルやレストランでは、欧米諸国のようにベルボーイやハウスキーピングやウエイトスタッフの給料が極端に少ないということはありません。もしチップの習慣が広まって特定の人だけが多く貰うようになると、スタッフ間で不平等が生じてしまうことが考えられます。まあ、こういう問題は経営者が解決すべき問題なので、一消費者としてはどうしようもないのですが・・・。

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