ウブドでHIV検査@Prodia

2008年10月29日 16:58

ちょっとショッキングえぇなタイトルですが、どうぞ最後までお読みください。

本来の目的は健康診断の結果、必要だった尿の再検査。いろんなところに電話して情報を集めたところ、ある病院のスタッフからウブドにProdiaと呼ばれる検査施設があることを教えてもらいました。ウブドには大きな病院がないからデンパサールやクタに行かないとダメだと思っていたのに、これはかなり助かりました。場所はウブド通りをチャンプアン方向に向かい、ウブドクリニックの反対側にある坂を登りきったところにあります。

この坂
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黄色の看板
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入り口
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左側はKlinik Dharma Usadaという診療所になっていて、Prodiaは右側。一緒の建物にあってもマネジメントは別だそうです。でも隣にクリニックがあるのは何かと安心。ちなみにイブウブ子の会社の健康保険はここで使えますが、いつもホテルのお医者さんに診てもらうのでまだここに来たことはありません。ここはローカル向けのクリニックなのでインターナショナルな保険は取り扱っていないし、あまり知られていないので、外国人はウブドクリニックに行くことが多いようです。でもここだと治療費も半額以下なので、保険のない人にはおすすめです。下痢や腹痛などの症状ならば、どこでもたいてい処方は同じなので問題ないと思います。

実は行く前は安全面や信頼性についてちょっと不安だったのですが、行ってみたら案外きちんととしていました。看護師のおばさんが一人常駐しているのですが、ベテランっていう感じだし、英語も通じて一安心。Prodiaはジャカルタに本社があって、バリではデンパサールに検査施設があるとのこと。ISO9001も取得して国際基準を満たしているため、信頼できそうです。営業時間は朝8時から11時半までの午前中のみで日曜日は休みです。

まずは再検査が必要だった尿検査を行いました。観光客向けのクリニックや病院だとRp.150.000-200.000するのに、ここではRp.55.000しかかかりません。ローカルプライスです。安い理由はそれだけじゃなく、ここが単なる検査施設だから。病院に行くと診療費がかかるため、どうしても高くなってしまいます。受付に置いてあったパンフレット(インドネシア語)を手に取り、おばさんと話していると、ここでは尿検査だけじゃなく、一般的な健康検査やあらゆる種類の血液検査も可能なことを知りました。そして無いと思っていたHIV検査もあったので、思い切ってHIVの抗体検査も受けてみることにしました。実はHIVの検査はアメリカから戻った5年前くらいに日本でも受けたことがあります。日本でさえ、検査する人がまだまだ少ないので、ましてやバリでは無に等しい・・・。というか、検査自体がどこでできるのか分からないところがあったので、何とこのウブドで簡単にできちゃうことを知り、ちょっと驚きました。人のことはよく分からないけど、日本でも受けたことある人けっこういるのかな?日本だと保健所などでは無料でできますが、バリでは有料。でも20万ルピアほどなので、そんなに高くはありません。

実はバリってHIV/エイズ感染者の割合が案外高いんです。300万人程度の人口なのに、日本の割合と比較すると数十倍くらい感染者がいるんじゃないかな。それなのに今まで病院に行ったことがない人が多いし、ましてや検査などしたことがない人がほとんどなので、感染していても知らない人が多そう。今年のデータでは3000人弱とのことで、毎年その数は増加の一方です。エイズと言えばアフリカやタイのイメージが強いのですが、楽園バリにもその影は迫っています。

そして忘れてならないのは肝炎もバリでは多い病気だということ。バリ人に人気のクルーズ船の就職ですが、事前に血液検査が義務付けられていて、そのときに初めて肝炎が見つかって内定が取り消された人もいるくらい。若くして亡くなる人の多くは肝臓の病気が原因です。そして肝炎が感染する病気だと言うことを知らない人も実に多い!原因はいろいろあると思いますが、バリ島の医療レベルはまだ低く、昔の日本のように不衛生な医療行為も否定できないと思います。タトゥーを入れている人も多いのですが、これも原因のひとつらしいです。また、医者の友人は、肝炎は感染力が強いので、性行為での感染率がHIVと比べて数倍高いと言っていました。

でもご安心ください。もちろんバリ島で普通に買い物やエステを楽しむ分には心配は要りません(ネイルとかは場所によっては不衛生で不安なところもありますが・・・)。心配なのは、今でもよくあるジゴロとまでは言いませんが、現地の男の子と気軽に関係を持ってしまう観光客たち。真剣に付き合っているカップルもいるのでみんながそうだとは思いませんが、バリの男性は日本人をはじめ、外国人と広く交際関係を持っている人も少なくないのです。結婚している人の場合、バリ人相手では不倫はできないので、観光客と付き合うというのが知られざる常識でもあります。そして、タイのPattayaビーチほどじゃないけれどもバリでも売春があって、売春婦(ジャワ人やバリ以外の島からの人たち)の多くがエイズなどの感染症にかかっていると言われています。売春はクタ付近の観光客相手のものだけではなく、サヌールのある地域ではローカル向けの売春が頻繁に行われていて、バリ人も行くことがあるようです。噂では日本人の男性客もいるとかいないとか・・・。観光で訪れる人にはくれぐれも身軽な行為は控えて欲しいと願っています。

さて、自分の話に戻ります。前にカシイブ病院での検査ではB型肝炎は陰性でしたが、それは現在は感染していないという意味で、免疫があるかどうかは抗体検査をしないと分からないんだそう。おたふくかぜや水疱瘡みたいに、一度かかると免疫がつくので感染しないらしいです。アメリカに留学したときにいろんな予防接種をしたので、もしかしたらB型肝炎の予防接種も受けたかも?と思いましたが、はっきりした証拠はなし。免疫がない場合は東南アジアでは予防接種を受けたほうがいいので(日本では任意です)、その必要性を確かめるべくB型肝炎と、念のためC型肝炎の抗体検査も受けてみることにしました。

結果は尿検査と肝炎は当日の午後に出るとのことでしたが、HIV検査はデンパサールの検査施設で行うため中2日かかるとのことでした。結果はすべて封筒に入れて自分以外には誰にも知られないと言うので、3日後に全部まとめて取りに行きました。日本でいう匿名での検査はないようですが、IDを確認されることもないので仮名を使ったらできると思います。11月4日~6日の間は何と20%オフになります!

さて、気になる結果は全部陰性でほったはー。HIVとC型肝炎は陰性で問題ないのですが、B型肝炎に関しては免疫がないということになります。B型肝炎の予防接種はアメリカでは幼児期に義務付けられているし、最近ではバリでも赤ちゃんのときにするのが一般的のようです。他にも海外渡航のための予防接種の案内は厚生労働省のHPから確認できます。東南アジアに長期滞在するにはいろんな予防接種を受けたほうが安心なんですね。今まで心配したこともなかったし、どこでも大丈夫って思っていたけど、自己防衛策が必要みたいです。ところで検査の結果は日本のように(-)とかNegativeとかじゃなくて、Not Reactiveっていう書き方だったので、意味が分かっても理解しにくくて困りました。反応無し=陰性なんだけどね、分かりづらいよ!

最後に、よく「健康が一番」とか、生まれてくる子供にも「五体満足なら・・・」と言いますが、個人的には「健康は大事だけど、健康がすべてではない」って思うようにしています。だって、その健康がなくなっちゃったらすべてが否定されたような気分になりそうだから。世の中、病気と生きている人や、障害を抱えていてもがんばって生きているひとはいっぱいいるはず。肝炎やエイズについて触れた理由は、決して偏見や差別からではないということをどうぞご理解ください。

PS:尿検査は相変わらず異常が見つかり、どうも病院行かないといけないらしいです。



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コメント

  1. stardust

    自覚を持つということ

    難しいですよね。
    欧米の都市部(例外もありますが)なら、
    「感染各種の検査をキチンと受けている人=自己責任を明確に負う信頼できる人」との評価になるけれど、日本でも、後ろめたい気持ちから、発病するまで検査を逃げていたり、ヒドイ人は、エイズ検査に行く代わりに、何と献血をして、結果を知ろうとするケースが多いと、関係者が嘆いていました。
    感染直後だと、陽性が陰性と出てしまうこともあり、間接的に、他人に感染させてしまうというのに。
    ちなみに、私の場合、イギリスに狂牛病ストライクゾーンの
    あの時期在住していたので、献血すら出来ないのですが(泣)
    狂牛病、今の日本の医学では「検査」できないみたいです・・・

    ところで、尿検査の結果、大丈夫でしたか?
    無理をなさらずご自愛くださいね。

  2. イブウブ子

    stardustさんへ

    アメリカだとある程度教育と地位のある人たちの多くの人が定期的に検査を受けていると思います。自分は感染していないっていう根拠はあくまでも検査結果であって、日本のように受けてもいないのにそんなはずはないと否定しているのとは違います。日本は真実を知るのが怖いから逃げている人がまだ多いのでは?

    イブウブ子の健康にもお気遣いいただき、ありがとうございます。

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