心に響く日本語

2008年11月15日 18:53

いくら英語が話せても、海外生活が長くても、やっぱり根は日本人なんだな~って思うことが多々あります。それは良いことでもありますが、ちょっとイヤなところでもある・・・。日本人に限らず、たとえばドイツ人だったらドイツ人にはより親しみを持つように、同じ国の人には特別な思いを持ってしまうのは当然なのかも知れません。決して、内と外みたいに意識して分けているわけじゃないけれど、この微妙な心境は海外に住むと嫌でも実感するものです。言葉にしても、日本人&日本語で話すときと、外国人&英語で話すときとは自分の中の何かが違うような気がしないでもない。昔は別の人格になってしまうようでかなり悩んだけれど、英語が上達して慣れてくるにつれて両方とも自然になりました。今となれば言葉の問題じゃないと思うけど、やっぱり何かが違う・・・。留学経験のある人や純ジャパ(=生まれも育ちも日本の人)じゃない人なら分かるかも知れません。

何となく英語やインドネシア語は記号的な感じで、言葉の組み合わせに限りがあるのですが、日本語は本当に奥が深いと思います。文法どおりに言葉をくっつければ意味は正しく通じますが、実際話す言葉は例文のようなシンプルな文章じゃないし、修飾語や言い回しなど、実にさまざま。表現の方法が多様なのです。英語だと個性が出にくい感じがしますが、日本語だと文章から性格まで読み取られてしまいそうです。

最近仕事の影響か、心に響く日本語があります。

「お世話になりました」(もしくは「お世話様でした」)

この「世話」という言葉、日本ではよく使われています。会社でも「いつもお世話になっています」と頻繁に当たり前のように使っている言葉です。でも、アメリカから帰国した当時はバイリンガルかぶれだったのか、この言葉が大嫌いで「何の世話なのか意味がわからん!」と思っていた時期もありました。でも段々慣れっこになって、その意味すら考えなくなり、言われても何も感じなくなりました。

「お世話になる」って、助け合いの精神から生まれた言葉であり、その背景には日本人ならではの気遣いがあるような気がします。こっちは仕事だし、当たり前だと思ってやっていることなので、相手から「お世話になりました」と初めて言われたときは、心の中では(えっ!)と思うほど正直びっくりしました。昔、仕事で無意識に使っていたときとは180度印象が違っていたからです。でも、いろんな人に何回も言われるようになり、改めてこの言葉の深さに気づくようになったのです。

「お世話になりました」って、やっぱり「ありがとう」よりも感謝が込められていて、英語の「Thank you for your help」と言われるときよりも全然重さが違うんです。謙遜と気遣いと思いやりが一つになった最大級の感謝の言葉だと思っています。そして言われたほうも「どういたしまして」とか「You are welcome」じゃなく、逆に相手に感謝の意をも抱いてしまう・・・魔法の言葉。イブウブ子もこんな素敵な日本語を心から使えるようになりたいです。

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